常温亜鉛めっきとは 《ローバル開発ヒストリー》
溶融亜鉛めっきとは、460℃以上の高温で溶かした亜鉛槽の中に鋼材を浸して、表面に亜鉛の被膜をつくる処理のことです。
溶融亜鉛めっきはさび止め性能に優れ、橋や鉄塔など多くのところで使われています。
溶融亜鉛めっきは、設備のある工場でしか処理ができないため、
めっきが古くなりさびが出てきた際に、もう一度めっきすることは現実的ではありません。
めっきがとれた部分に普通の塗料を塗っても、亜鉛めっきほどのさび止め効果はなく、すぐにさびが出てしまいます。
また、切断部や溶接部など部分的にさび止めしたい場合や、溶融層に入らない大物のさび止めなど
溶融亜鉛めっきを使えない状況は少なくありません。
溶融亜鉛めっきに代わるさび止め方法を開発するため、1940年代、ケンブリッジの博士達によって研究が始まりました。
この研究結果もとに開発されたのが「ローバル」です。
高温で処理する従来の溶融亜鉛めっきに対し、常温で場所を問わずに施工できることから、
「常温亜鉛めっき」と呼ばれるようになりました。
乾燥塗膜中の亜鉛含有率を96%にまで高めることで、溶融亜鉛めっきと同等の防錆力を発揮します。
さらにローバルは、「亜鉛めっき」を扱いやすい1液タイプの塗料で実現。
古くなった亜鉛めっきのリフレッシュや補修はもちろん、めっきの代替や鉄のさび止め塗装に至るまで、
50年以上の永きにわたり様々な分野で使用されています。
ローバルの特長
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Copyright © 2020 ROVAL Corporation. All rights reserved.
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